12月21日(日)に阪神競馬場で行われる朝日杯FS(GI・2歳OP・芝1600m)に出走予定の美浦所属馬についての1週前情報。
3連勝中の
コスモナインボール(牡2・美浦・和田雄二厩舎)について、和田調教師。
「今日(12/11)で帰厩してから2本目の追い切りでした。後ろから追いかける形で、最後は併せた馬を差すくらいの勢いでしたね。牧場でかなり乗っていたこともありますし、今日は良い調教ができました。入ってきた時から2歳にしてはしっかりした馬で、使いながら更に良くなっています。良い根性をしているところが、この馬の持ち味ですね。カーッとするところもありますので、使った後は放牧に出してリフレッシュするなど、考えながら調整をしています。
どのようなレースをするかは、ジョッキー(柴田大知)がデビューからずっと乗っていますし、ジョッキーにお任せしたいと思います。来週は水曜日に最終追い切りを行う予定です。来週もジョッキーが乗りたいと言っていますし、馬の精神面を考えて、来週どのくらいやるのかを決めようと思います」
ネオルミエール(牡2・美浦・藤沢和雄厩舎)について、藤沢調教師。
「前走のいちょうS(重賞・芝1600m・2着)は、直線で人気の馬の外に出そうとしましたが、出せずに内に入れるなど、モタモタしてしまいました。勝った馬も上手に立ち回っていましたが、最後はこの馬も良い脚を使っていたと思います。レース後は放牧に出て、約3週間ほど前に帰ってきましたが、ここまで順調に来ています。この後、金曜日(12/12)に栗東に運ぶ予定です」
ペイシャオブロー(牡2・美浦・菅原泰夫厩舎)について、中尾政宏調教助手。
「大崩れしない馬ですね。学習能力も高いです。競馬に向けて調整していく過程を馬自身がわかっていますので、こちらがうまく乗ってあげれば、馬は仕上がっていきます。1200mで2勝していますが、ゲートが速くて、レースセンスがある馬なのでこなしているだけで、決して1200mの馬ではないと思います。未勝利で勝った時も1800mですし、1600mも心配していません。今週(12/10)は終い重視で追い切りましたが、ここまでの過程も思い通りに来ていることもあり、終いもしっかりとできました。本当に順調ですね」
なお
ダノンプラチナ(牡2・美浦・国枝栄厩舎)は、美浦では時計を出さずに、今日(12/11)、栗東に向けて出発し、レースまで栗東で調整される。(取材・写真:佐々木祥恵)