3日、函館競馬場で行われた函館スプリントS(GIII・芝1200m)は、池添謙一騎手騎乗の2番人気シーイズトウショウ(牝5、栗東・鶴留明雄厩舎)が、好スタートから4角で先頭に並びかけて直線半ば抜け出し、追い込んできた6番人気ボールドブライアンを1.1/4馬身抑えて快勝した。勝ちタイムは1分09秒0(良)。さらに3/4馬身差の3着には、逃げた3番人気ディープサマーが入った。1番人気プレシャスカフェは、直線伸びきれず9着に終わった。
勝ったシーイズトウショウは、父サクラバクシンオー、母ジェーントウショウ(その父トウショウフリート)という血統。叔母には91年桜花賞(GI)を制したシスタートウショウ(父トウショウボーイ)、叔父には98年北九州記念(GIII)を制したトウショウオリオン(父トウショウボーイ)がいる。03年桜花賞(GI)2着、04年高松宮記念(GI)5着など、重賞戦線で活躍。昨年の同レースでは、高松宮記念の覇者サニングデールを破り優勝した。前走のテレビ愛知OPをレコード(1分06秒7)で圧勝し、2連勝で同レース連覇達成となった。重賞は03年CBC賞(GII)、昨年のこのレースに続き3勝目。通算25戦5勝。
鞍上の池添謙一騎手、管理する鶴留明雄調教師ともに、このレースは昨年に続き2勝目で、JRA重賞は池添騎手が通算16勝目、鶴留調教師は通算25勝目となった。また、同コンビは先週の宝塚記念(GI)もスイープトウショウ(牝4、栗東・鶴留明雄厩舎)で優勝しており、馬主であるトウショウ産業含め2週連続重賞制覇となった。