直線に入って外から脚を伸ばした凱旋門賞2着のフリントシャーが差し切って優勝(撮影:高橋 正和)
現地時間14日、香港・シャティン競馬場で行われた香港ヴァーズ(3歳上・GI・芝2400m・11頭・1着賞金940万5000香港$)に、日本のカレンミロティック(セ6、栗東・平田修厩舎・池添謙一騎手)が出走。
カレンミロティックは4番手でレースを進め、3〜4コーナーで2番手に上がって直線に入ったものの、そこから伸びきることができず、結果5着に終わった。
勝ったのは外からの差し切りを決めた、M.ギュイヨン騎手騎乗のフリントシャー(牡4、仏・A.ファーブル厩舎)。2着はウィリーカザルス(セ6、香港・A.クルーズ厩舎)、3着はカーヤ(セ5、香港・J.サイズ厩舎)だった。勝ちタイムは2分29秒83。
【池添騎手のコメント】
休み明けのぶん、もう一段ギアが入らなかった。もうひと叩きできていれば・・・。自分の競馬はできたけど、相手が強かった。
【平田調教師のコメント】
スローに流れて急にペースが上がることが多いレースなので、ジョッキーとは、カレンミロティックの競馬をしようと話をしていました。折り合いはついて、4コーナーで仕掛けたときにもう少し離せるかと思ったんですけど、そこまでの力はなかった。初めての海外遠征でもがんばったし、十分やれることはわかった。
【日本馬プロフィール】
◆カレンミロティック(セ6)
騎手:池添謙一
厩舎:栗東・平田修
父:ハーツクライ
母:スターミー
母父:A.P. Indy
馬主:鈴木隆司
生産者:ノーザンファーム
通算成績:27戦6勝(重賞1勝)
主な勝ち鞍:2013年金鯱賞(GII)