4日、水沢競馬場で行われた2歳(ダート1300m、1着賞金28万円)は、草地保隆騎手騎乗の1番人気フロンティアボーイ(牡2、岩手・遠藤陸夫厩舎)が、新種牡馬ボストンハーバー産駒の5番人気サカノハーバーに1.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分27秒2(重)。
勝ったフロンティアボーイは、父ダンディコマンド、母はベストプレゼント(その父ベリファ)という血統。デビュー戦(盛岡・芝1000m)となった前走は9頭立て9着に敗れており、2戦目での巻き返しとなった。通算成績2戦1勝。
ダンディコマンドは父ニホンピロウイナー、母ダイナスワップス(その父ノーザンテースト)という血統。96年1月にデビューし、3連勝で臨んだスプリングS(GII)は4着に敗れ連勝は途切れたが、続く皐月賞(GI)でも5着に好走した。その後骨折を繰り返すが、4歳時に北九州記念(GIII)に優勝。5度の骨折、最後は屈腱炎と戦いながらの競走生活だった。通算13戦5勝(うち地方1戦0勝)の成績で01年に引退。現在は門別・トヨサトスタリオンセンターで繋養されている。現2歳世代が初年度産駒で、今回の勝利が同産駒の初勝利となった。