6日、旭川競馬場で行われた今年初の2歳重賞、栄冠賞(ダート1000m、1着賞金150万円)は、川島洋人騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)パフィオペディラム(牝2、鈴木英二厩舎)が、好スタートから先頭に立つと、好位追走の4番人気モエレジーニアスを2.1/2馬身突き放して快勝した。勝ちタイムは1分02秒0(良)。さらに3着には2番人気クリムゾンルージュが入った。プロ野球・北海道日本ハムファイターズのダルビッシュ有投手(18)への応援の意味を込められ命名された、井上俊彦騎手騎乗の7番人気ダルビッシュウイン(牡2、北海道・恵多谷豊厩舎)は12着に敗れた。
勝ったパフィオペディラムは、父フサイチコンコルド、母シュンラン(その父サンデーサイレンス)という血統。牝系を遡ると02年マイルCS(GI)を制したトウカイポイント、89年日本ダービー(GI)2着のリアルバースデーなどがいる。5月のデビュー戦では7馬身差、続くアグネスワールド賞(2歳OP)でも5馬身と圧倒的な強さで連勝。無傷の3連勝で重賞初制覇となった。