北沢伸也騎手騎乗のレッドキングダムがアポロマーベリックを突き放し、人馬ともにJ・GI初制覇(撮影:下野雄規)
20日、中山競馬場で中山大障害(3歳上・JGI・障害4100m)が行われ、中団でレースを進め、最終障害手前で3番手に上がった北沢伸也騎手騎乗の4番人気レッドキングダム(牡5、栗東・松永幹夫厩舎)が、これを越えて一気に脚を伸ばし、2番手追走から一旦先頭に立っていた1番人気アポロマーベリック(牡5、美浦・堀井雅広厩舎)を直線で捕らえて優勝した。勝ちタイムは4分41秒0(良)。
3馬身差の2着はアポロマーベリック、さらに5馬身差の3着には3番人気サンレイデューク(牡6、栗東・高橋義忠厩舎)が入った。なお、2番人気オースミムーン(牡5、栗東・小野幸治厩舎)は5着に終わった。また、13番人気クリノテンペスタ(牡7、美浦・高橋義博厩舎)は落馬により競走を中止した。完走は12頭。
勝ったレッドキングダムは、父ディープインパクト、母プラウドビューティー、その父Danehillという血統。障害入り後8戦目で、初めてのジャンプ重賞制覇にしてJ・GI勝ちを決めた。また、鞍上の北沢伸也騎手にとってもこれが初めてのJ・GI制覇となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆レッドキングダム(牡5)
騎手:北沢伸也
厩舎:栗東・松永幹夫
父:ディープインパクト
母:プラウドビューティー
母父:Danehill
馬主:東京ホースレーシング
生産者:社台ファーム
通算成績:29戦6勝(重賞1勝)