9日、阪神競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1600m)は、道中は中団に待機していた福永祐一騎手騎乗の2番人気マルカアイチャンが、直線で外に持ち出すと、逃げ粘る圧倒的1番人気(単勝140円)ユウカージナルをハナ差捕らえて優勝した。勝ちタイムは1分37秒1(良)。さらに2馬身差の3着には、最後方から追い込んだ6番人気カノヤバトルスターが入った。
勝ったマルカアイチャンは、父フレンチデピュティ、母は99年京都牝馬特別(GIII)を制したマルカコマチ(その父サンデーサイレンス)という血統で、伯父に98年ステイヤーズS(GII)を制したインターフラッグ(父ノーザンテースト)がいる。6月19日のデビュー戦(阪神・芝1400m)では、クロフネ産駒プラチナローズ(牝2、栗東・浅見修一厩舎)の6着に敗れていた。通算成績2戦1勝。JRA現2歳世代のフレンチデピュティ産駒は、4頭目の勝ち上がりとなった。