11日、北海道・苫小牧のノーザンホースパークで行われたJRHAセレクトセールの初日には、157頭(8頭が欠場)の当歳馬が上場され、128頭が落札された。
最高価格は、上場番号68番・今年の桜花賞(GI)馬ラインクラフトの半弟、マストビーラヴドの2005(父シンボリクリスエス)。2億1000万円で“ダノン”の冠名で知られる(株)ダノックスに落札された。その他では、上場番号32番・トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯-GI)の半弟、フェアリードールの2005(父)が多田信尊氏に1億7000万円で、上場番号97番・ハイアーゲーム(青葉賞-GII)の半弟になるファンジカの2005(父アグネスタキオン)が“トーセン”の冠名で知られる島川隆哉氏に1億2000万円で落札され、1億円超えは3頭だった。
また、新種牡馬シンボリクリスエス産駒は初日に13頭が上場し11頭が落札。先の2億1000万円を筆頭に8100万円(スマラの2005)、6200万円(パレイシャルアフェアの2005)など高額馬が続出。1頭平均額が6159万円という数字となった。
明日12日は146頭が上場される予定。アドマイヤジャパン(京成杯-GIII)の半弟となるビワハイジの2005(牡・No176)、今年の安田記念を制したアサクサデンエンの半弟ホワイトウォーターアフェアの2005(牡・No221)など、アグネスタキオン産駒に良血馬が揃っている。初日に目立ったシンボリクリスエス産駒も11頭が上場の予定だ。