20日、旭川競馬場で行われたアタックチャレンジ2歳(ダート1500m、1着賞金110万円)は五十嵐冬樹騎手騎乗の2番人気キョクイチテキサス(牝2、北海道・伊藤隆志厩舎)が1番人気ヤマトタケルに3馬身差をつけ初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分42秒1(稍重)。さらに7馬身離れた3着には4番人気キタノハルミチャンが入った。
勝ったキョクイチテキサスは父が新種牡馬ダイワテキサス、母は90年新潟記念(GIII)を制したサファリオリーブ(その父リアルム)という血統。6月のフレッシュチャレンジ2歳牝馬(札幌・ダート1000m)でデビュー(4着)し、前々走のルーキーチャレンジ2歳(札幌・ダート1000m)で2着と好走したが、前走のアタックチャレンジ2歳(旭川・ダート1500m)では5着に敗れていた。通算成績4戦1勝。
ダイワテキサスは父トロメオ、母ローブデコルテ(その父ノーアテンション)の血統。98年オールカマー(GII)など重賞を4勝し、01年有馬記念(GI-11着)を最後に引退。通算成績53戦11勝。現在は静内町のアロースタッドで種牡馬生活を送っている。同馬の産駒は20日現在、JRAでは先週デビュー戦(新潟・芝1400m)で2着したダイワラファエル(牝2、美浦・増沢末夫厩舎)、地方では勝ったキョクイチテキサスの2頭がデビュー。今回の勝利が産駒初勝利となった。