フィニッシュラインは、ゴールではなくスタート。そこからC・デムーロの手が激しく動きだす。
エキストラエンドは、そんな鞍上のアクションに呼応。即座に反応して脚の回転を早め、コーナーへと飛び込んでいった。反応はダイレクト。加速感も上々。体調に陰りは見られない。
「いい反応を示してくれました。この馬のことはよく知っていますし、昨年(2着)よりも成長している、と感じました」。栗東CWで5F72秒3-40秒3-11秒8。
ロードジェネラル(5歳500万下)に半馬身、
レッドカイザー(4歳1000万下)に首差先着した。想定していた通りの内容でリハーサルを終えた相棒に、鞍上は進化を感じた、と話す。もちろん、個性も十分に掌握している。「前半は勢いがあまりつかないタイプ。徐々にポジションを上げて、末脚を生かしたいですね」。
昨年は降雪で1週順延となり再輸送。そのような厳しい状況下でも2着と健闘した。「しっかりと調整して、いい状態を維持できていますから、マイル路線で頑張ってほしいですね」。ここで勢いをつけておきたい、と高田助手はボルテージを上げた。まずは2度目の重賞Vを決めてマイルの王道を胸を張って歩む。