31日、函館競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1800m)は柴山雄一騎手騎乗の1番人気グラスウィーク(牡2、美浦・尾形充弘厩舎)が直線で内を突いて末脚を伸ばし、3番人気クレセントクレストに3馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは1分54秒0(良)。同馬は父スペシャルウィーク、母ハリウッドレビュー(その父ノーザンテースト)という血統で、03年セレクトセールにおいて4000万円で取引された馬。デビュー戦(函館・芝1800m)ではアドマイヤムーン(牡2、栗東・松田博資厩舎)の2着に敗れていた。通算成績2戦1勝。　

　小倉1R・2歳未勝利(芝1200m)は、川島信二騎手騎乗の6番人気ハードバクシンオー(牡2、栗東・西橋豊治厩舎)が後方から一気に追い込み、逃げ粘る圧倒的1番人気(単勝130円)マチカネニオウミヤをアタマ差交わし優勝。勝ちタイムは1分10秒1(重)。父サクラバクシンオー、母ミスブルガリ(その父スリルショー)という血統。デビュー戦(阪神・芝1200m)は後方に置かれて6着に敗れていた。通算成績2戦1勝。　

　また、新潟2R・2歳未勝利(芝1200m)は、石橋脩騎手騎乗の3番人気マイネルスカット(牡2、美浦・上原博之厩舎)が逃げ切り勝ち。勝ちタイムは1分10秒0(良)。父サクラバクシンオー、母シンメイリボーン(その父サッカーボーイ)という血統。祖母に78年の関屋記念を制したベロナスポート、伯母に87年東京タイムズ杯(GIII、現府中牝馬S)を制したラブシックブルースがいる。10日のデビュー戦(福島・芝1200m)では果敢に逃げるもコスモミール(牝2、美浦・根本康広厩舎)に差し切られ3着だった。通算成績2戦1勝。サクラバクシンオー産駒は小倉1R・ハードバクシンオーに続き本日2歳戦2勝目。JRA2歳世代では7頭目の勝ち上がりとなった。