大竹調教師が「全てにおいてレベルが高い馬」と語るグレーターロンドン(撮影:佐々木祥恵、撮影日は2月12日)
きさらぎ賞(GIII)に優勝した
ルージュバック(牝3)に続き、大竹正博厩舎からまた楽しみな馬が出てきた。母の
ロンドンブリッジは桜花賞2着、半姉にオークス馬
ダイワエルシエーロ、半兄に重賞2勝の
ビッグプラネットを持つ良血馬・
グレーターロンドン(牡3・父ディープインパクト)だ。先週東京競馬場で行われた新馬戦(芝1600m)で、好位からあっさり抜け出して完勝した同馬について、大竹調教師に話を聞いた。
「本当は1800mの新馬戦でデビューさせたかったのですが、2週続けて除外になって1600mになりました。ただ1600mでも激しい流れになりませんでしたし、レース後も変な
テンションになっていませんでした。口取り写真撮影の時も堂々としてましたよ。
遅生まれ(5/23)ということもあり、入厩当初は子供っぽいうるささを見せていましたが、初めから操縦性は良かったです。ディープインパクトの産駒っぽくないと最初は思っていましたが、追い切っていくうちに、ディ―プの子らしくなってきました。他の馬に比べると、首の位置が低い走りをするんですよね。取り立ててどこが良いというよりも、すべてにおいてレベルが高い馬だと思います。
昨日(2/18)放牧に出しました。次走は4月4日の山吹賞(中山・500万下・芝2200m)を予定しています。(目標はダービーですか?)目標を定めてしまうと人間が力んでしまいますし、それは馬にも良くはありませんので、あくまで馬の状態に合わせて1戦1戦をしっかりこなしていこうと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)