ジャックルマロワ賞、ドバウィが制す

2005年08月15日 13:41

 現地時間14日、仏・ドーヴィル競馬場で行われたジャックルマロワ賞(3歳上、仏G1・芝1600m)は、K.マケヴォイ騎手騎乗の3番人気ドバウィ Dubawi(牡3、英・S.ビン・スルール厩舎)が、昨年の覇者で5番人気ウィッパー Whipperに1.1/2馬身の差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分37秒09(稍重)。さらに3/4馬身差の3着には2番人気ヴァリキシール Valixirが入った。1番人気に支持されたデビュー9連勝中(G1・5勝)の仏2冠牝馬ディヴァインプロポーションズ Divine Proportionsは、3着から2.1/2馬身離れた4着に敗れた。

 勝ったドバウィは、父がドバイミレニアム Dubai Millennium(01年死亡)、母は98年伊オークス(伊G1)馬Zomaradah(その父Deploy)という血統の愛国産馬。近親には98年英ダービー(英G1)を制したハイライズ High-Riseがいる。昨年、愛ナショナルS(愛G1)をデビュー3連勝で制覇。今季初戦の英2000ギニー(英G1)は5着に敗れるも、続く愛2000ギニー(愛G1)では、後のエクリプスS(英G1)馬オラトリオ Oratorioを破り快勝した。前走の英ダービー(英G1)はモティヴェーター Motivatorの3着に敗れていた。通算成績7戦5勝(G1・3勝)。

 鞍上のK.マケヴォイ騎手は、骨折療養中のL.デットーリ騎手に替わる騎乗で、同レースは初制覇。管理するS.ビン・スルール調教師は、ともにデットーリ騎手とのコンビで制した99年ドバイミレニアム、00年ムータティール Muhtathirに続き、このレース3勝目となった。父ドバイミレニアムは、00年ドバイワールドC(首G1)を制すなど10戦9勝(G1・4勝)の成績で00年に引退。01年に急逝し産駒はわずか1世代を残すのみとなったが、今回の勝利で父子制覇の快挙を達成した。

新着ニュース

ニュースを探す

ご意見・ご要望

本サービスはより高機能なサービスの提供なども検討しております。お気づきの点がございましたらお気軽に下記フォームよりご意見をお願いいたします。

  • ご意見をご記入ください。

頂いたご意見には必ずスタッフが目を通します。個々のご意見に回答できかねますことを予めご了承ください。
また、連続して複数送信されると、受付できないことがあります。予めご了承ください。