16日、佐賀競馬場で行われたサマーチャンピオン(交流GIII・ダート1400m、1着賞金3000万円)は、小牧太騎手騎乗の1番人気アグネスジェダイ(牡3、栗東・森秀行厩舎)が、好スタートから先頭に立つと、道中併走していた3番人気ヨシノイチバンボシとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは1分28秒3(良)。さらに3/4馬身差の3着には後方から差を詰めた4番人気ワンダーハーブが入った。
勝ったアグネスジェダイは父アグネスワールド、母ラッキーパイシーズ(その父Crafty Prospector)という血統。デビュー4戦目(札幌・ダート1000m)で初勝利を挙げると、その後は芝で苦戦が続き、1月に再びダートに路線を戻すと、3歳500万下(京都・ダート1400m)で2勝目を挙げ、ヒヤシンスS(OP)でも13番人気ながらドンクールの2着に健闘する。その後も、兵庫チャンピオンシップ(交流GII)、ユニコーンS(GIII)で共に2着と安定した成績を残していたが、前走ジャパンダートダービー(交流GI)では8着に敗退していた。通算成績16戦3勝(重賞1勝)。現3歳世代が初年度となるアグネスワールド産駒は、ファルコンS(GIII)を制したカズサラインに続き重賞2勝目となった。
鞍上の小牧太騎手は、昨年のニホンピロサートに続き、同レース連覇で2度目の勝利。管理する森秀行調教師は同レース初勝利となった。