18日、川崎競馬場で行われたスパーキングサマーC(南関東G3・ダート1600m)は、内田博幸騎手騎乗の1番人気マクロプロトン(牡4、船橋・坂本昇厩舎)が、スタート後最後方から道中鞭を入れて徐々に進出し、粘るサンポンドをアタマ差捕らえて優勝。勝ちタイムは1分40秒7(良)。さらに1馬身差の3着には7番人気イシノブライアンが入った。
勝ったマクロプロトンは父がヒシアリダー、母がポットアカデミー(その父ロイヤルアカデミーII)という血統で、伯父に90年朝日杯3歳Sを制したリンドシェーバー(父Alydar)がいる。03年5月に北海道・中村光春厩舎からデビューし、初戦(札幌・ダート1000m)を勝ち上がると、中央に挑戦し2歳500万下(札幌・ダート1000m)で3着に好走するなど活躍。その後、川崎・高橋敏男厩舎に移籍するが、5戦0勝と勝ち星を挙げられず、04年4月に道営へ再転入。移籍後は北斗盃で2着になるなど頭角を現し、04年末に船橋・坂本昇厩舎に転厩。初戦2着の後、8連勝を達成。今回9連勝で重賞初勝利となった。通算成績34戦12勝。