20日、札幌競馬場で行われた5R・2歳500万(芝1200m)は、小嶋久輝騎手騎乗の4番人気モエレフェンリル(牡2、北海道・堂山芳則厩舎)が、中団追走から直線大外を急襲し、先に抜け出した9番人気アッパージーンをクビ差捕らえ優勝した。勝ちタイムは1分11秒0(良)。さらに1.1/4馬身差の3着には逃げた3番人気スロクハイネスが入った。断然の1番人気に支持されたサルトリーガールは、3番手追走から直線失速し8着に敗れた。
勝ったモエレフェンリルは、父ダンスインザダーク、母ブルーデキシー(その父サクラユタカオー)という血統。叔父に99年NZT4歳S(GII)2着のジュエリーソードがいる。デビュー2戦は6着、2着と敗れたが、3戦目で初勝利を挙げると、続くオープン戦(旭川・ダート1000m)でも2着に好走していた。通算成績5戦2勝(JRA1戦1勝)。同馬を管理する北海道・堂山芳則調教師は、モエレジーニアスで制したラベンダー賞(OP)、函館2歳S(GIII)に続き、北海道シリーズの2歳戦特別指定競走3連勝となった。