骨折明けをひと叩きされた実績馬アジアエクスプレス(写真は2014年レパードS優勝時、撮影:下野雄規)
今年のアンタレスSには昨秋のチャンピオンズCで2着のナムラビクター、3着のローマンレジェンドがスタンバイ。それらに骨折明けを叩いたアジアエクスプレスが挑む。歴戦の古馬達を相手にどこまで通用するか、今後のダート戦線を占う上で注目が集まる一戦となりそうだ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。
■4/18(土) アンタレスS(4歳上・GIII・阪神ダ1800m)
アジアエクスプレス(牡4、美浦・手塚貴久厩舎)はレパードS以来の実戦となった前走名古屋大賞典でメイショウコロンボの逃げ切りを許してしまったが、休み明けを叩かれた上積みは大きいだろう。右回りは問題なく、ここは古馬の一線級との力関係が鍵となる。ここで通用するようなら今後が一気に楽しみだ。
ナムラビクター(牡6、栗東・福島信晴厩舎)は前々走のチャンピオンズCで2着に入った。それまで安定した成績を残していたが、前走はまさかの大敗。敗因が不可解だが、能力を考えるとここは巻き返せるはず。昨年勝ちの舞台で見直したい。
ローマンレジェンド(牡7、栗東・藤原英昭厩舎)は昨秋のチャンピオンズCで3着に入り復活の気配を見せたが、続く東京大賞典、フェブラリーSは共に5着と詰めが甘くなってしまった。ただ、メンバーが強かったことも確かで、その点で楽になるここは巻き返したいところだろう。
その他、ベストの距離ではないが差し脚が際立つワイドバッハ(牡6、栗東・庄野靖志厩舎)、ここ2戦敗退も力のあるクリノスターオー(牡5、栗東・高橋義忠厩舎)、7歳ながら素質が開花してきたマルカプレジオ(牡7、栗東・今野貞一厩舎)、フレッシュなアスカノロマン(牡4、栗東・川村禎彦厩舎)、マスクゾロ(牡4、栗東・岡田稲男厩舎)といった4歳馬達もどれだけ通用するのか楽しみな一戦。発走は15時30分。