28日、札幌競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1200m)は、秋山真一郎騎手騎乗の2番人気ナムラブーム(牡2、栗東・福島信晴厩舎)が、道中中団から直線内を突いて伸び、逃げた5番人気バロンハーバーに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分10秒9(良)。1番人気ニシノタカラヅカは、直線伸びを欠き5着に敗れた。勝ったナムラブームは、父テンビー、母サクラコミナ(その父サクラショウリ)という血統。デビュー戦(函館・芝1000m)は4着に敗れたが、以降の未勝利戦は3、3、2着と好走を続けていた。通算成績5戦1勝。テンビー産駒は、現2歳世代では初の勝ち上がりとなった。
新潟1R・2歳未勝利(牝、芝1400m)は、郷原洋司騎手騎乗の3番人気マイネトップレディ(牝2、美浦・郷原洋行厩舎)が、1番人気ラビングルックとの叩き合いをクビ差制して優勝した。勝ちタイムは1分24秒1(良)。さらに1.1/2馬身差の3着には2番人気オジャッタモンセが入った。勝ったマイネトップレディは、父が01年コロネーションC(英G1)などG1・4勝を挙げた新種牡馬ムタファーウエク、母キープイットアップ(その父モガミチャンピオン)という血統。伯母にハギノトップレディ(80年桜花賞)、伯父にハギノカムイオー(83年宝塚記念)がいる華麗なる一族の出身となる。04年セレクションセール1歳で700万円で落札されていた。初戦(福島・芝1000m)は3着、続く未勝利戦は5、4着だった。通算成績4戦1勝。父ムタファーウエクは現2歳世代が初年度産駒で、今回の勝利が同産駒のJRA初勝利となった。