新コンビの内田博を背に、
サウンズオブアースが栗東CWで抜群の動きを披露した。
相手が3歳未勝利馬(
エイシンパライソ)とはいえ、6Fで4馬身ほどあった差を4コーナーまでに清算すると、ラストは快脚で一気に2馬身突き放してゴールイン。低い重心から見事にはじけた。時計は5F67秒4-37秒9-11秒8。
「これまでのレースを見ると、最初に手が動いてモタモタしている印象でしたが、イメージと違いましたね」と内田博は“新発見”に笑みを浮かべると、「ゆったりとした走りで、折り合いは大丈夫だし、長い距離は合いそうですね」と、初コンタクトでステイヤーとしての資質を読み切った。
M・デムーロの騎乗停止により、急きょ騎乗依頼を受けた。「多くのジョッキーの中から僕を指名してくださって、こんなうれしいことはありません」。先週のフ
ローラSでは絶妙の手綱さばきで重賞V。勢いに乗る44歳のベテランは感謝の気持ちを忘れない。そして「GIを勝った強い馬もいますから。胸を借ります」と敬意を表しつつも「ドングリの背比べかもしれませんよ」と不敵に笑った。