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クラリティスカイ=関東圏への輸送は4度目。レコード勝ちした、昨秋のいちょうS以来となる東京遠征に、吉田厩務員は「渋滞もなくスムーズに来られた。カイバをしっかり食べてくれたのはありがたい。いい感じ。状態も上がっている」とホッとした表情だ。マイルで躍進を狙う。
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ナイトフォックス=ハロー(馬場整地)明けの美浦坂路を軽快に駆け上がり、4F69秒2-16秒5を記録。京都遠征から中1週の強行軍でも元気いっぱいの様子だ。大竹師は「使い詰めでもカイバをよく食べている。2走前の内容は悪くないし、力差は感じない」と反撃を期待していた。
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アルビアーノ=厩舎回りの運動を入念に行って決戦に備えた。「調整はいつも通り。前走で減った体重も牧場でプラスに戻してくれたし、雰囲気はいいです」と木村師。フラワーCの勝利後に桜花賞には目もくれず、しっかり間隔をあけて牡馬相手の大舞台を選択した。調整に寸分の狂いもなし。史上初の牝馬による無敗Vへ、視界は良好だ。
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アルマワイオリ=関西勢では最後に東京へ到着。福岡助手は「前走で関東への輸送を経験している分、今回も落ち着いていましたね」と力強くうなずく。「使いつつ良くなっています。能力もあると思うので、それをうまく出せれば」と、昨年の朝日杯FS2着の雪辱を誓った。
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ヤマカツエース=初めてとなる東京競馬場への輸送をクリアした。
リラックスしている愛馬の姿を見ながら、土屋助手は「前回の中山に比べて輸送時間は短かったし、初めてでも問題はなかった。無事に来られたし、あとはケンちゃん(池添)に任せるだけ」と笑顔で話していた。
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ミュゼスルタン=美浦坂路を経由して美浦Wへ。ゆったりとした走りで最終調整を終えた。「相当気合乗りはいいが、コントロールが利かない感じではない。追い切り後も順調」と大江原師はうなずく。「絶対勝てるという気持ちは今も変わらない。あとは騎手(柴田善)に任せるだけ」とVへ自信満々の様子だった。