4日、札幌競馬場で行われた2R・2歳未勝利(芝1800m)は、横山典弘騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝120円)アドマイヤキッス(牝2、栗東・松田博資厩舎)が、中団から内々を進出し4角で先頭に並びかけると、3番人気マイネルスパークルに5馬身の差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分50秒6(良)。同馬は父サンデーサイレンス、母は95年札幌3歳S(GIII)2着のキッスパシオン(その父ジェイドロバリー)という血統。叔父に03年マイラーズC、京王杯SC(共にGII)を2着するなどJRA・6勝を挙げたキスミーテンダー(父サンデーサイレンス)、全兄にJRA現4勝のプラズマ(牡4、美浦・萩原清厩舎)がいる。03年セレクトセールにて6200万円で落札されていた。デビュー戦(阪神・芝1600m)は、ダイアモンドヘッド(牡2、栗東・池江泰寿厩舎)の3/4馬身差2着、2戦目はハナ差2着だった。通算成績3戦1勝。サンデーサイレンス産駒は、JRA2歳世代では4頭目の勝ち上がりとなった。
小倉2R・2歳未勝利(芝1800m)は、石橋守騎手騎乗の1番人気メイショウサムソン(牡2、栗東・瀬戸口勉厩舎)が、好位追走から直線で2番人気キングエンペラーを2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分50秒5(良)。同馬は父オペラハウス、母マイヴィヴィアン(その父ダンシングブレーヴ)という血統。伯母には95年七夕賞(GIII)3着のノーザンプリンセス(父ノーザンテースト)がいる。デビュー戦(小倉・芝1800m)は、グロリアスウィーク(牡2、栗東・音無秀孝厩舎)の2着、2戦目は3着と敗れていた。通算成績3戦1勝。オペラハウス産駒は、JRA現2歳世代初勝利となった。
札幌1R・2歳未勝利(ダート1000m)は、松永幹夫騎手騎乗の1番人気アルジェナー(牝2、美浦・萱野浩二厩舎)が、中団追走から直線脚を伸ばし、逃げた4番人気プリティオクパシオをクビ差捕らえ優勝した。勝ちタイムは1分00秒8(良)。同馬は父フサイチコンコルド、母ニワノスズラン(その父オウインスパイアリング)という血統。04年北海道市場オータムセール1歳にて100万円で落札されていた。初戦(牝、札幌・芝1200m)は、先行し小差の3着だった。通算成績2戦1勝。
小倉1R・2歳未勝利(芝1200m)は、小牧太騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝180円)ユウカージナル(牡2、栗東・松元茂樹厩舎)が好スタートから先行すると直線で3番人気ビーチフェスタに9馬身差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分08秒8(良)。同馬は父タイキブリザード、母フォレットジューナ(その父マルゼンスキー)という血統。伯母には97年中山牝馬S(GIII)2着のスプリングバーベナ(父ブライアンズタイム)がいる。デビュー戦(阪神・芝1400m)は、エイシンアモーレ(牝2、栗東・瀬戸口勉厩舎)の2着、2戦目も2着と惜敗が続いていた。2ヶ月ぶりとなったレースを勝利で飾り、3戦目での初勝利となった。通算成績3戦1勝。タイキブリザード産駒は、JRA現2歳世代初勝利。
新潟1R・2歳未勝利(芝1600m)は、小林淳一騎手騎乗の6番人気ユキノアサカゼ(牡2、美浦・根本康広厩舎)が、直線半ばで抜け出すと、大外から差を詰めた1番人気キープユアスマイルをクビ差抑え優勝した。勝ちタイムは1分37秒3(重)。同馬は父エアジハード、母アイリッシュシャドウ(その父Irish River)という血統。半兄に98年フェブラリーS(GI)3着のシャドウクリーク(父ジェイドロバリー)がいる。デビュー戦(新潟・芝1600m)は、後方から良く伸びるも4着に敗れていた。通算成績2戦1勝。エアジハード産駒は、JRA現2歳世代初勝利となった。