急きょ、
エプソムCに矛先を向けてきた
フルーキー。「オーナーの意向で安田記念を回避しました」と辻野助手は出走の経緯を説明。GIIIなら力は上位の存在とあって注目が集まる。1週前追い切りは栗東CWで5F72秒3-11秒9(馬なり)。抑えたままでも推進力は十分。抜群の気合乗りで、馬体の張りも良好だ。「東京コースは合っているし、距離の融通も利きますからね。前回よりも気持ちが乗っているのはいい傾向。何とか重賞のタイトルを獲らせてあげたいですね」。秋の大舞台を視野に、ここは賞金加算が至上命題だ。
モンゴル大統領賞を外傷で取り消した
ダノンジェラートだが、「調教を休んだわけではなく、すぐに乗り込みを再開した」と萩原師が言うように、中間の調整は至って順調。美浦Wの1週前追い切りでは5F68秒7-12秒4(馬なり)と、切れのある脚さばきを披露。肌ツヤも良く、一頓挫あった影響は感じられない。「体調は維持できている。馬体重が鍵になるが、東京コースはこれまでも競馬をしていてマイナスではない」。東京ではこれまで6戦して全て連対と好相性を誇る。仕切り直しの一戦になるが、軽視は禁物だ。