大野拓弥騎手騎乗のホワイトフーガが、2着のポムフィリアに2.3秒もの大差をつけ優勝した。圧倒的人気のアルビアーノは4着に敗れた(撮影:高橋 正和)
10日、川崎競馬場で第51回関東オークス(GII・3歳・牝・ダ2100m・1着賞金3200万円)が行われ、スタート直後は中団につけたものの、1周目のスタンド前で外から一気にハナを奪った大野拓弥騎手騎乗の2番人気ホワイトフーガ(牝3、美浦・高木登厩舎)が、直線に入ってそれまでつけたリードをさらに広げ、最終的に2着の4番人気ポムフィリア(牝3、美浦・高橋裕厩舎)に大差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分18秒3(稍重)。
さらに4馬身差の3着に8番人気トーセンマリオン(牝3、浦和・小久保智厩舎)が入った。なお、1番人気アルビアーノ(牝3、美浦・木村哲也厩舎)は4着、3番人気トーコーヴィーナス(牝3、兵庫・吉行龍穂厩舎)は7着に終わった。
勝ったホワイトフーガは、父クロフネ、母マリーンウィナー、その父フジキセキという血統。2着のポムフィリアに2.3秒もの差をつける圧勝で、初めての重賞制覇を果たした。また、本レースが最終戦のGRANDAME-JAPAN2015・3歳シーズンは、ここまでに大きくポイント差をつけていたトーコーヴィーナスの優勝となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ホワイトフーガ(牝3)
騎手:大野拓弥
厩舎:美浦・高木登
父:クロフネ
母:マリーンウィナー
母父:フジキセキ
馬主:西森鶴
生産者:梅田牧場
通算成績:7戦4勝(重賞1勝)