期待の良血がベールを脱ぐ。日曜阪神5R(芝1600m)で、
デアリングエッジ(父キングカメハメハ、栗東・河内)がデビューする。母デアリングハートは06年クイーンS、06、07年の府中牝馬Sを連覇し、重賞3勝。3歳時にも桜花賞3着、NHKマイルC2着の実績がある。初子で2歳上の全姉
デアリングバードは3歳夏までデビューがずれ込み、1戦だけで抹消されており“次女”には母の血を背負う意義も大きい。
体格は現状で430キロ前後と決して大きくないが、河内師は「全体的に小ぶりで、秋にもうひと回り大きくなってほしいのが本音」と話す。だが、「母も小柄だったし、これだけの
スピードを見せるのは持って生まれたものだね。血の力やな」と期待を寄せている。
調教、レースと一貫して乗るのは岩崎。「着実に反応が鋭くなっていく。物覚えがいいんでしょう。乗り味も良くて、しまいが切れるイメージ」と目を輝かせた。普段から物おじせず、堂々としているのも新馬としては大きな強み。期待大だ。