偉大な兄をほうふつとさせる黒鹿毛の馬体。日曜函館5R(芝1200m)で初陣を迎える
ナイトインブラック(牡、父ローエングリン、美浦・田中剛)は、GI2勝馬
ロゴタイプの全弟という今開催で大注目の逸材だ。
「
コロンとした体形で、胴が詰まった感じ。現状では短いところがいいのかな。ロゴも途中から変わっていきましたからね」と三樹助手。まだ幼さを残している馬体だが、兄同様に大物感の漂うフットワークが印象的だ。「頭をグッと下げて、全身を上手に使う。その辺は似ていますよ」と素材の良さを保証した。
24日の最終追いには1週前に続いて三浦が騎乗。函館芝の3頭併せで5F66秒9-37秒6-12秒4をマークし、悠々と最先着を決めた。「動きはいいですね。まだ緩さはあるけど、追うごとに良くなっている。気性も素直です」とジョッキーは満面の笑み。6月の函館新馬戦で1番人気に応え、出世への第一歩を記した兄と同じ道を歩みたい。