現地時間17日、愛・カラ競馬場で行われた愛セントレジャー(3歳上、愛G1・芝14f)は、D.マッキノン騎手騎乗の4番人気コリアーヒル Collier Hill(セン7、英・G.スゥインバンク厩舎)が8番人気ザホイッスリングティール The Whistling Tealに1/2馬身差をつけ快勝した。勝ちタイムは3分01秒20(良)。同レース5連覇が懸かっていた1番人気ヴィニーロー Vinnie Roeは、さらに1/2馬身差の3着に敗れた。
勝ったコリアーヒルは父ドクターデヴィアス、母Polar Queen(その父Polish Precedent)の英国産馬。04年のストックホルムC(スウェーデンG3)で重賞初制覇。G1初挑戦となった今年のドバイシーマクラシック(首G1)では、勝ったフェニックスリーチ Phoenix Reachから2馬身差の2着に好走。前々走のゲルリンク賞(独G2)では1番人気に応えて快勝し、前走のドイツ賞(独G1)でも2着に入っていた。今回の勝利でG1初制覇となった。通算成績36戦12勝(重賞3勝、障害5戦2勝)。
父ドクターデヴィアスは92年英ダービー(英G1)を制し、同年ジャパンC(GI)にも出走(10着)。通算成績15戦6勝で現役を引退し、93年に社台スタリオンステーションで種牡馬入り。産駒に、97年ファンタジーS(GIII)を制して翌年の桜花賞(GI)で2着だったロンドンブリッジ、タケイチケントウ(97年小倉3歳S-GIII)、オーバーザウォール(99年福島記念-GIII)などがいるが、成績は振るわず97年に愛国に輸出されている。