C.ルメール騎手騎乗のノンコノユメが、逃げ粘るクロスクリーガーを直線で交わし去り、2.1/2馬身差をつけ優勝した(撮影:高橋 正和)
8日、大井競馬場で第17回ジャパンダートダービー(GI・3歳・ダ2000m・1着賞金4500万円)が行われ、中団でレースを進めたC.ルメール騎手騎乗の2番人気ノンコノユメ(牡3、美浦・加藤征弘厩舎)が、直線で外から脚を伸ばして、逃げ粘る1番人気クロスクリーガー(牡3、栗東・庄野靖志厩舎)を交わし去り、これに2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分5秒6(不良)。
さらに5馬身差の3着に6番人気ラッキープリンス(牡3、浦和・小久保智厩舎)が入った。なお、3番人気ライドオンウインド(牡3、栗東・木原一良厩舎)は5着に終わった。
勝ったノンコノユメは、父トワイニング、母ノンコ、その父アグネスタキオンという血統。青竜S、ユニコーンS、そして本レースと3連勝で初めてのGI制覇を果たした。また、6月28日に死亡した父にとっても、これが産駒のGI初勝利となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ノンコノユメ(牡3)
騎手:C.ルメール
厩舎:美浦・加藤征弘
父:トワイニング
母:ノンコ
母父:アグネスタキオン
馬主:山田和正
生産者:社台ファーム
通算成績:8戦5勝(重賞2勝)
主な勝ち鞍:2015年ユニコーンS(GIII)
【C.ルメール騎手のコメント】
最後に凄い脚を使ってくれました。本当にいい馬です。瞬発力が強みで、いつも直線で走ってくれますが、2000mでも前走のマイルと同じ加速でした。