前走のかきつばた記念で重賞初制覇を飾った
コーリンベリーが、その勢いを見せつけるかのように栗東坂路で躍動した。主戦の松山がまたがり、4F53秒5(3F38秒7)をマーク。特筆すべきは末脚の切れで、ラスト1Fはほぼ追うところなく12秒4をたたき出した。
「3週続けて乗っていますが、フットワークや反応も良かったし、落ち着いていて馬の雰囲気もいいですね」と松山は胸を張る。柴田見師も「予定通りですね。体もできていますよ」と目尻を下げた。
今年初戦のフェブラリーSは出遅れて10着と敗退したが、その後は2連勝。主戦は「精神面が成長しているのが大きいですね。今回は相手が強くなりますけど、引けを取ることはないと思っています」と強気に語る。充実著しい快速娘が中央での初タイトルを狙う。
エアハリファは栗東CWで3頭併せ。
イサベル(4歳1600万下)、
トーセンビクトリー(3歳500万下)を追走し、力感あふれるフットワークで僚馬に半馬身先着した。5F69秒1-38秒5-12秒1。「先週の時点でしっかりと追って動きの良さはつかめているので、感触を確かめた程度。楽に動けていましたし、言うことはないですね」と辻野助手は好仕上げを強調した。