前哨戦の巴賞を逃げ切った
マイネルミラノは函館Wで
マイネルカルド(3歳未勝利)と併せ馬。5F71秒4-39秒2-12秒7を計時した。中1週とあってソフトな調整に終始したが、パートナーの後方でじっくりと運び、馬なりのまま難なく併入に持ち込んだ。
「無理をさせないように、との指示でしたから、時計は速くならないように、しまいだけ気合を付けておきました。変わらず状態は良さそうですよ」と手綱を取った丹内はうなずく。
全6勝のうち4勝が逃げ切り。「理想はハナを切る競馬です。ハナに行ければ、ですね。函館は地元ですから。ここで重賞を勝ちたい」と宣言。出身地である当地で逃走劇を仕掛ける。
巴賞からの参戦となる角居厩舎の2頭は函館芝で併せ馬を行った。真ん中に
ヴァンキッシュラン(2歳新馬)を挟んで内
リベルタス(5F68秒8-38秒3-12秒5)、外
エックスマーク(5F69秒2-38秒7-12秒5)の3頭併せ。2頭とも終始、楽な手応えで軽快なフットワークを見せた。松田助手は「2歳馬を誘導する意味も込めてあの形に。2頭とも中1週の競馬になるので、やり過ぎない程度の内容にしたが、いい動きだった」と仕上げに抜かりがないことを強調した。