1日、札幌競馬場で行われた札幌2歳S(2歳OP、GIII・芝1800m)は、本田優騎手騎乗の1番人気アドマイヤムーン(牡2、栗東・松田博資厩舎)が、中団追走から徐々に進出し直線で内目を突いて脚を伸ばした6番人気ディープエアーに1.1/2馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは1分50秒4(良)。さらに3/4馬身差の3着には4番人気モエレジーニアスが入った。
勝ったアドマイヤムーンは父エンドスウィープ、母マイケイティーズ(その父サンデーサイレンス)という血統。伯父に02年中山金杯(GIII)3着のゴーステディ(父トニービン)、牝系はヒシアマゾン(父Theatrical、エリザベス女王杯-GI)、ヒシピナクル(父Theatrical、ローズS-GII)、ヒシナイル(父A.P.Indy、フェアリーS-GIII)などと同じ一族となる。7月に函館競馬場で迎えたデビュー戦(芝1800m)で初勝利。続くクローバー賞(芝1500m)では、スタートで後手を踏む不利を跳ね返して2連勝を飾っており、3連勝での重賞初制覇となった。通算成績3戦3勝。
鞍上の本田優騎手、管理する松田博資調教師共に同レース初制覇。JRA重賞は、本田優騎手が3月にマイソールサウンドで制した阪神大賞典(GII)以来、通算24勝目。松田博資調教師が、1月にアドマイヤジャパンで制した京成杯(GIII)以来、通算27勝目。