軽やかな脚取りが状態の良さを物語る。
ウインプリメーラの最終リハは、和田を背に栗東坂路で
アサクサプライド(4歳500万下)との併せ馬。序盤は僚馬を見る形で運ぶと、残り2Fを過ぎた付近から自ら首を使って加速する。最後まで余裕十分の手応えで4F53秒7-38秒8-12秒2を刻み、きっちりと併入に持ち込んだ。
鞍上は「予定通りに馬なりで。前に乗ったときよりも硬さももなく、上向いている感じがある」と歯切れがいい。大久保師も「輸送もあるのでサラッと。いい感じだったね」と納得の表情を見せた。
小倉は初参戦だが、全4勝を直線が平たんな京都で挙げており、適性はありそうだ。主戦は「京都と違って阪神だと体が沈まない。小回りで坂のない硬い馬場は合いそう。機動力もある」と感触は上々だ。「ハンデ53キロもラッキーだと思う。条件が整えば走る馬。強気に行きたい」と言い切った。充実期に入った5歳牝馬が、牡馬を蹴散らし、悲願の重賞初制覇を成し遂げる。