準オープンを勝ったばかりの
オメガヴェンデッタ。その前走は初距離、初コースと課題はあったものの、のちにUHB賞をレコード勝ちする
エポワスを退けたうえに、2走前の京王杯SCでは小差の3着と好走。重賞でも見劣らない能力は既に証明済みだが、「今回が試金石」と安田翔助手は控えめ。それでも札幌芝の1週前追い切りでは、5F66秒5-12秒5を馬なりでマーク。余力十分のまま最後まで鋭い動きを見せ、「札幌に入って妙に真面目なところを見せているし、ガス抜きに、と思ってやりました」と陣営も好感触を得た様子。勢いに乗って、短距離界に新風を巻き起こす。
アイビスSDで8着に敗れた
レンイングランドだが、「直千競馬は忙しかった。この距離に戻して、改めて期待したいですね」と渋田助手は前を向く。函館Wの1週前追い切りは、気負うことなくスイスイと駆け、5F71秒0-13秒0(馬なり)を記録。「1週前の動きは良かったですね。2走前の函館スプリントS(3着)くらいの状態にはあると思いますよ」と出来に関しては申し分ない。洋芝との相性も良く、前進は確実だ。