復調の兆しが見える
レッドオーヴァル。「CBC賞からの直行だと本来の走りができないのでは、と思って前走(UHB賞=3着)を使いました」と安田翔助手。札幌芝の1週前追い切りでは、5F71秒1-12秒3(馬なり)と持ち味の切れを存分に披露。「使って上向いているし、去年の雰囲気に近づいています。いいリズムで挑めそうです」とムードは上々だ。昨年はスタートで後手に回りながらも、勝ち馬
ローブティサージュに首差2着と肉薄。待望の重賞Vはもう目の前だ。
昨年3着の
マジンプロスパー。それ以降はふがいない成績が続いていたが、前走の函館スプリントS(6着)では久々に見せ場をつくった。函館Wの1週前追い切りも活気あふれる走りで、5F71秒9-12秒6(強め)。ゴール前の迫力あるフォームに、「雰囲気も良くて、動きも軽快。やっぱり北海道が合うんだろうね」と中尾師は満足げな表情を見せる。「最終追い切りは札幌でやる予定。洋芝の実績もあるし、もまれずに外めをスムーズに運べれば」。重賞3勝、GIでも入着歴があるように実績上位は明らか。そろそろ実力馬の復活が怖い。