10日、静内・北海道市場で、今年最後の当歳・1歳セリとなるオータムセール(日高軽種馬農協主催)の第1日目(サラ当歳)が開催され、239頭が上場、46頭が落札された。1日目の成績は売上総額が3億6487万5000円(昨年5億5671万0000円)、平均価格は793万2065円(昨年856万4769円)。売却率は19.24%(昨年26.4%)と昨年を大きく下回る結果となった。
最高落札価格は、伯父に01年宝塚記念(GI)を制したメイショウドトウ(父Bigstone)がいるペイミーキャッシュの2005(牡、父アグネスタキオン)で、(有)ビッグが3150万円で落札した。また、近親に97年北九州記念(GIII)勝ち馬ダンディコマンド(父ニホンピロウイナー)がいるアイアンブリッジの2005(牡、父アグネスタキオン)が、「モエレ」の冠名で知られる中村和夫氏が落札するなど、初年度産駒のショウナンタキオンが新潟2歳S(GIII)を制し、10日現在でJRA2歳リーディングのトップを走るアグネスタキオン産駒が高い評価を得た。
他では、叔父に94年朝日杯3歳S(GI)を制したフジキセキがいる、レディソヴリンの17(牡、シンボリクリスエス)が、ビッグレッドファームに、ビオジオズベイビーの2005(牡、シンボリクリスエス)が、(有)ビッグにそれぞれ2100万円で落札されるなど、今年の当歳が初産駒となる02、03年天皇賞・秋、有馬記念(GI)を連覇したシンボリクリスエスの産駒にも注目が集まった。
同セールは14日(金)まで開催され、明日からはサラ1歳のセリが行われる。