9月10日にサトノラーゼンと併せ馬を行ったキロハナ(撮影:井内利彰)
新馬、つばき賞と連勝した後、骨折して戦線離脱していたキロハナ(栗東・池江泰寿厩舎)。8月27日にグリーンウッドトレーニング甲南馬事公苑から栗東へ帰厩しており、8月30日から坂路で時計を出し始めている。今朝10日は復帰戦に予定している神戸新聞杯(9月27日・阪神芝2400m)に向けた2週前追い切りをCWで行った。
浜中俊騎手が跨って、オリハルコンを追いかけ、サトノラーゼンに追いかけられる3頭併せ。最初はかなり遅いラップだったが、行きたがることもなく追走。半マイル標識を過ぎてからペースが速くなって、直線で3頭並ぶような形。オリハルコンが早々に脱落して、最後は内から迫ったサトノラーゼンとの追い比べだったが、手応えが全く違うといってよいくらい、こちらが優勢。最後も少し先着する態勢でゴールした。
キャリアの浅さ、長いブランク、距離の延長など克服すべき課題が多い一戦となるが、追い切りを見る限りでは、そのすべてを乗り越えるだけのポテンシャルを持っている無敗馬ではないだろうか。(取材・写真:井内利彰)