7週連続のGI開催ラストを締めくくった宝塚記念(c)netkeiba
宝塚記念で天皇賞(春)からの7週連続GIが終わった。このタイミングで、この期間に好成績を残した関係者を紹介したい。
まずはジョッキーだが、2勝以上はいなかった。1勝の7人の中で取り上げたいのはA.シュタルケ騎手。2回の騎乗機会で天皇賞(春)がビザンチンドリームで2着、オークスがカムニャックで1着と存在感を放った。次回の短期免許取得があるなら心待ちにしたい。また、武豊騎手は宝塚記念を7番人気のメイショウタバルで勝利するなど【1-1-1-3】の好成績。ここ一番での勝負強さは健在だ。
トレーナーも同じく2勝以上はいなかった。高野友和調教師は安田記念をジャンタルマンタルで制するなど、【1-0-2-2】の好成績。友道康夫調教師はオークスがカムニャックで1着、日本ダービーがショウヘイで3着と、クラシックでさすがの活躍だった。オーナーではサンデーレーシングが唯一の複数勝利となる2勝。ヴィクトリアマイルをアスコリピチェーノ、日本ダービーをクロワデュノールで制し、2着も2回あった。
最後に生産牧場を見ておこう。こちらは予想通りというべきか、ノーザンファームが3勝でトップ。日本ダービーは2年ぶり13回目の制覇だった。また、社台ファームもオークスと安田記念の2勝に加え、日本ダービーと宝塚記念が2着と好調。秋のGI戦線も、この二大牧場の生産馬がリードしていくことは間違いないだろう。