圧倒的な末脚で差し切ったデピュティプライム(左)=中山競馬場
「2歳新馬」(中山4R・ダート1200m)
弾丸のように突き抜けた。1番人気の
デピュティプライム(牡、父フレンチデピュティ、美浦・小島茂)が差して突き放す圧勝デビューを決めた。序盤こそやや後方のポジションだったが、行き脚がついてからは余裕のレース運び。外から勢い良く追い上げると、4角では5番手までポジションアップ。M.デムーロが
ゴーサインを送ると、圧倒的な末脚で後続に5馬身差をつけた。勝ちタイムは1分11秒5。好位でレースを進めた3番人気のイザが2着。さらに1馬身3/4差の3着には逃げた4番人気の
ケイジーファルコンが入った。
「強かった。スタートは遅かったけど、乗りやすい。距離はもうちょっと長い方がいい。イケる、イケる」とM.デムーロは能力の高さを称賛。小島茂師も「調教の感じでは、ここまでの手応えはなかった。性格が素直なのがいい」と手応えを感じ取っていた。