ウリウリは通常パターンの直前追いできっちり態勢を整えた。栗東CWで
レッドセイリング(5歳1000万下)を3馬身半ほど追走。4角まで背後を進み直線はインへ。鞍上の
ゴーサインに応え、スッと1馬身前へ出た。躍動感あふれる動きで5F68秒1-38秒7-12秒2を計時した。
鮫島良(レースは岩田)は「体はできていると聞いたので調整程度。カッとする面はなくなった。落ち着いて走れたし、CBC賞の時ぐらいの状態にはあると思う」と感触を伝えた。
5歳夏を迎え、初めてス
プリント路線に参戦。CBC賞で勝利し、いきなり結果を出した。
セントウルSは鼻差2着と惜敗したが、スタートを五分に出ていればという内容だ。究極の
スピード勝負の領域に踏み込み、埋もれていた才能が噴出した。
藤原英師は「去年まではマイル仕様の仕上げ。
スピードがあるので短いところに行こうとなった。CBC賞を使って1200mに対応できる
スピード、瞬発力を確認できた。前走も良かったよ。想像以上に成長しているし、予定通りにきている」と顔がほころぶ。心身ともに充実期を迎えたディープインパクト産駒がGI奪取を狙う。