「2歳新馬」(阪神6R・ダート1800m)
能力の高さをまざまざと見せつけた。武豊騎乗の1番人気
スマートシャレード(牡、父ブライアンズタイム、栗東・角居)が勝負どころでのロスをはね返して完勝デビューを決めた。道中は好位のイン。一気にレースが動いた3、4角でブレーキを踏んで後退したが、直線で外に持ち出されると圧巻の末脚を発揮。伸びのあるス
トライドで加速して、楽々と突き抜けた。勝ちタイムは1分57秒6。11番人気の伏兵
セイヴァイタルが逃げ粘って3馬身差の2着。さらに4馬身差の3着には7番人気の
ミスターライジンが続いた。
手綱を取った武豊は「まだ仕上がっていない感じで、これだけの走りを見せてくれるんですからね。芝も試してみたい」と素質を高く評価。角居師は「この後はひと息入れる予定ですが、まだ伸びしろはありそうです」とうなずいた。