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ウキヨノカゼ=土曜午前6時に美浦坂路へ登場。4F69秒4-17秒3の微調整で態勢を整えた。「雰囲気はいい。けさの馬体重は490キロくらい。(1日の計量時の486キロから)また増えているよ。ムチムチしていて充実している」と菊沢師は出来の良さを強調した。
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ベルカント=関西馬では一番乗りで中山入り。永山厩務員は「首都高に入ってちょっと渋滞したが、それまではスムーズ。馬運車の中はおとなしい。カイバもちょっと残したくらい」と穏やかな表情を見せる。「あとは(武)豊くんと馬を信じて、だね。いい競馬をしてほしい」と期待を込めた。
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ハクサンムーン=中山に到着後、馬房内で
クルクルと旋回した。いつも通りの雰囲気に「これがないと逆に不安」と櫻井助手は笑顔を見せた。「今回はいつになく攻めた。やることはやった感じ。期待に応えてくれるはず」と悲願のGI制覇へ向けて究極仕上げを強調した。
(9)
アクティブミノル=午後に競馬場へ到着。2度目の中山ということもあって、落ち着き払った姿が印象的だ。「おとなしい。カイバも食べている」と中村助手は気配の良さに目を細める。「あとはジョッキーにお任せ」と藤岡康に07年
アストンマーチャン以来の3歳馬Vを託した。
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レッドオーヴァル=初めての中山への輸送でもイレ込むことなく、好気配を漂わせた。「輸送でどうこうという馬ではない。夏場を使って調子を上げるから、今頃が一番いい」と石井助手は出来に太鼓判。「来春で繁殖入りでしょうから。ええ、悔いのない仕上げです」と気合十分だ。