「2歳新馬」(京都4R・ダート1400m)
伸びあぐねる評判馬を尻目にあっさり抜け出した。4番人気のパイロ産駒
オーマイガイ(牡、栗東・河内)が後続に3馬身差をつける快勝デビュー。道中は好位のイン。各馬が横に大きく広がった勝負どころを内からロスなくさばくと、直線では岩崎のアクションに鋭く反応して突き抜けた。勝ちタイムは1分25秒2。2着は中団からインを突いて伸びた9番人気の
キクノレジェ、さらに首差の3着は8番人気の
ダンツエンペラー。注目を集めた米国産馬2頭はその後に続く形。2番人気でス
プリントGI2勝馬
ビリーヴを母に持つ
エリシェヴァは逃げて4着、1番人気の
ロケットビーンは伸びを欠き5着に敗れた。
岩崎は「怖がらなかったし、馬群から出してからもしっかり脚を使ってくれた。文句のないレースでした」と会心の笑み。河内師は「距離は1400〜1600mまでかな。もう少し体も増えてほしい」と注文を付けた。今後は芝、ダート両にらみで路線を検討する。