人気に応えて新馬勝ちを飾ったアグレアーブル(右)=東京競馬場
「2歳新馬」(東京5R・芝1800m)
マンハッタンカフェ産駒が大物感あふれる勝ちっぷり。単勝1.8倍の抜けた1番人気の
アグレアーブル(牝、美浦・斎藤誠)が1分53秒2のタイムで快勝した。序盤はスローペースの中団よりやや後方を追走。勝負どころから上がっていった2番人気
キングオブアームズ(2着)を目がけて外から進出を開始。直線では懸命に抵抗するキングを残り1Fで競り落とし、最後は1馬身1/4差をつけてゴールした。近親に06年プリークネスSなど米GIを3勝した
ベルナルディーニがいる良血馬で今後が楽しみだ。なお、2着から1馬身半差の3着は逃げた7番人気
ウインシンフォニアだった。
「落ち着き過ぎていてゲートは出なかったけど、まだまだ奥がある」と岩田は素質を評価。「もっと良くなる」とうなずいた斎藤誠師は、次戦予定の東スポ杯2歳S(11月23日・東京、芝1800m)でも好勝負を期待した。