2日、04年スプリンターズS(GI)勝ち馬のカルストンライトオ(牡7、栗東・大根田裕之厩舎)が右前脚球節炎を発症し、2日付で競走馬登録を抹消、現役を引退することになった。今後は、静内のレックススタッドで種牡馬になる予定。
カルストンライトオは、父ウォーニング、母オオシマルチア(その父クリスタルグリッターズ)という血統で、叔父に00年
アンタレスS、01年
マーチS(ともにGIII)2着の
ホーマンスピリット(父ワッスルタッチ)がいる。
00年11月に迎えたデビュー戦(京都・芝1200m)を快勝、続くかえで賞(2歳500万下)も制して2連勝で朝日杯3歳S(GI)に挑むが10着に敗退。3歳時は、葵S(3歳OP)、北九州短距離S(OP)を制し、4歳で迎えた02年アイビスサマーダッシュ(GIII)では53.7秒の日本レコードで重賞初制覇。その後は精彩を欠いたが、03年11月のアンドロメダS(OP)で約1年3ヶ月ぶりに勝利を飾り復調の兆しを見せていた。04年は6月のバーデンバーデンC(OP・2着)から始動し、函館スプリントS(GIII)3着を経て臨んだアイビスサマーダッシュ(GIII)で同レース2勝目を挙げ、続くスプリンターズS(GI)では不良馬場を苦にすることなく6ハロンを逃げ切り、GI初制覇を果たしていた。同年12月には香港スプリント(香GI)に挑戦したが14着に敗退。05年は高松宮記念(GI)4着など短距離重賞で好走を見せたがタイトルに届かず、9月のスプリンターズS(GI)10着が現役最後のレースとなった。通算成績36戦9勝(重賞3勝)。