5日に京都競馬場で行われるカシオペアS(3歳上OP、芝1800m)で、昨年の天皇賞・春(GI)勝ち馬イングランディーレ(牡6、美浦・清水美波厩舎)が復帰する。鞍上はO.ペリエ騎手で、斤量は62キロ。同レースには、アサカディフィート(04年中山金杯-GIII)、エイシンチャンプ(02年朝日杯フューチュリティS-GI)、エリモハリアー(05年函館記念-GIII)、グレイトジャーニー(04年シンザン記念-GIII)、スズノマーチ(05年エプソムC-GIII)、チアズメッセージ(04年京都牝馬S-GIII)、ハイアーゲーム(04年青葉賞-GII)、ボーンキング(01年京成杯-GIII)など重賞勝ち馬が多数出走予定。

　同馬は父ホワイトマズル、母マリリンモモコ(その父リアルシャダイ)という血統で、牝系は、トゥナンテ(毎日王冠-GII)、ダイナマイトダディ(中山記念-GII)らと同じになる。01年のデビュー以来ダートを中心に使われ、4歳春に本格化すると、03年ダイヤモンドS(GIII)、日経賞(GII)を連勝し、続く天皇賞・春(GI)は9着に敗れるも、その後交流重賞を2連勝(ブリーダーズGC-交流GII、白山大賞典-交流GIII)。04年には、ダイオライト記念(交流GII)2着からに臨んだ天皇賞・春で10番人気ながら逃げ切り、初GI制覇を飾った。その後、英・アスコット競馬場で行われたゴールドC(英G1)に挑戦するも9着。帰国初戦となったブリーダーズゴールドC(交流GII)2着後に左前浅屈腱炎を発症。長期休養を余儀なくされていた。通算成績30戦8勝(重賞5勝、地方6戦2勝)。