ブランボヌールが1番人気で3着に敗れたファンタジーSからの巻き返しを誓う。母の
ルシュクルはサクラバクシンオー産駒で、芝の6F戦で3勝を挙げた短距離馬。さらなる距離延長が課題となるが「距離は大丈夫だと思う。体形的にもそうだし、ピッチ走法でもないからね」と中竹師は不安を一蹴する。1週前追い切りは栗東坂路で4F53秒3-13秒0(G強め)。素軽い脚さばきで馬体の張りも上々。休み明けを叩かれた効果は大きく、「ダイナ
ミックな走りだったし、前走はきっちりとは仕上げていなかったので上積みがある」と納得顔だ。函館2歳Sでは3馬身半差のV。本来のポテンシャルを発揮すれば再度の圧勝劇があっても驚けない。
史上10頭目の無敗Vを目指す
アットザシーサイド。6日の栗東坂路で中間の初時計となる4F55秒4-12秒7(馬なり)をマーク。中2週と間隔が詰まっているが、動きは軽快そのもの。川上助手も「変わりなく順調ですね」と笑顔を見せる。前走の秋明菊賞はマイナス10キロでのV。馬体の維持が鍵となりそうだが「結果的にあれくらいで良かったのかもしれません。中間はカイバを食べてくれていますし、先週の段階で440キロと体も維持できていますよ」。03年に
ヤマニンシュクルと
ヤマニンアルシオンでワンツーを決めた浅見厩舎だけに、仕上がりに関しては抜かりはなさそうだ。