◆第61回福島記念・G3(11月22日、福島競馬場・芝2000メートル、ハンデ)=11月18日、栗東トレセン
登録していたマイルCSを回避して、第61回福島記念に目標を切り替えた
エコロヴァルツ(牡4歳、栗東・牧浦充徳厩舎、父ブラックタイド)。この日は栗東でダートコースから坂路へ向かい、63秒4―15秒3。気持ちよさそうに走り、翌日の追い切りに備えた。
重賞は未勝利の身だが、トップハンデタイの58・5キロを課せられた。だが、担当の山田助手は「斤量がちょっと厳しいですけど、実力を評価されているということですね」と前向き。今年も中山記念で鼻差の2着、大阪杯で4着とハイレベルな走りを続けていて、G3なら力上位は明らかだ。
前走の天皇賞・秋は11着でも、着差は0秒6しかない。今回は新馬戦を勝って以来の福島でのレース。「現状は、右回りの方がいいと思います。ここまで頑張ってくれているし、タイトルが欲しいですね」と同助手。今回は日本での騎乗が3週目になるプーシャン騎手が手綱を執る。フランスの若き名手を背に、みちのくのファンに成長した姿を披露する。