16日、大井競馬場で行われたハイセイコー記念(2歳、南関東G2・ダート1600m、1着賞金2000万円)は、的場文男騎手騎乗の2番人気アタゴハヤブサ(牡2、大井・蛯名末五郎厩舎)が、好スタートから先手を奪うと直線で直後から迫った圧倒的1番人気(単勝120円)グッドストーンの追撃を1.1/2馬身凌いで無敗対決を制した。勝ちタイムは1分41秒2(良)。さらに4馬身離れた3着には4番人気キングトルネードが入った。
勝ったアタゴハヤブサは、父が新種牡馬ヴィクトリースピーチ、母スナークルビー(その父テュデナム)という血統。7月に大井競馬場で迎えたデビュー戦(ダート1000m)、2戦目(ダート1200m)を共に逃げ切って連勝。前々走(芙蓉特別・ダート1200m)、前走(はくたか特別・ダート1600m)は共に控える形の競馬になるも、直線で脚を伸ばして4連勝を飾っていた。この勝利で重賞初制覇、通算成績を5戦5勝とした。
鞍上の的場文男騎手はシルクビートで制した03年以来、同レース7勝目。管理する蛯名末五郎調教師は、ゴールドヘッドで制した97年以来、2勝目となる。
新種牡馬ヴィクトリースピーチ産駒は、現2歳世代が初年度産駒で、今回の勝利が同産駒の重賞初勝利となった。