17日、02年日経賞、03年アルゼンチン共和国杯(共にGII)を制したアクティブバイオ(牡8、栗東・崎山博樹厩舎)が、16日付で競走馬登録を抹消し、現役を引退したことがわかった。今後はJRA阪神競馬場で乗馬になる予定。
アクティブバイオは、父オペラハウス、母ロイヤルバイオ(その父シンボリルドルフ)という血統。00年4月に4歳未出走戦でデビュー勝ちを収め、2戦目は連闘で京都新聞杯(GII-優勝馬アグネスフライト)に挑戦し14頭立て最下位に敗れた。翌年4月に烏丸S(準OP)で4勝目を挙げると、格上挑戦で函館記念(GIII)3着や札幌日経OP(OP)2着と好走。02年日経賞(GII)では、圧倒的1番人気のマンハッタンカフェ、先行したタップダンスシチーを下し、重賞初制覇を達成した。その後、02年目黒記念(GII)2着など重賞戦線では勝ち星から遠ざかったが、03年アルゼンチン共和国杯(GII)では1年8ヶ月ぶりとなる勝利を飾った。以降、走りに精彩を欠き、04年秋には新たな可能性を求めて障害入り。3戦(1勝)後の05年には再び平地に戻り、復帰初戦のAJC(GII)では4着に入ったが、その後の4戦では掲示板にも載ることができず、5月の目黒記念(GII-7着)が現役最後のレースとなった。通算成績50戦7勝(重賞2勝、うち障害3戦1勝)。