カーディナルH

2005年11月20日 15:39

 現地時間19日、米・チャーチルダウンズ競馬場で行われたカーディナルH(3歳上牝、米G3・芝9f)は、M.ギドリー騎手騎乗の4番人気サンドロップ Sundrop(牝4、英・S.ビン・スルール厩舎)が、中団追走から徐々に進出し直線で先頭に立つと、デルタプリンセス Delta Princessの追撃をクビ差凌いで優勝した。勝ちタイムは1分50秒10(良)。さらに1.1/4馬身差の3着にはファイナリー Fineryが入った。

 勝ったサンドロップは、父サンデーサイレンス、母オエノセラ(その父Night Shift)という血統で、近親に愛ダービー(愛G1)、英オークス(英G1)を勝ったサルサビル Salsabil(父Sadler's Wells)がいる日本産馬。01年3月16日に千歳・社台ファームで生まれ、01年セレクトセールでJohn Ferguson Bloodstockに5000万円で落札されている。03年9月の英・リングフィールド競馬場でのデビュー戦(芝7f)を快勝し、続くフィリーズマイル(英G1・芝8f)ではレッドブルーム Red Bloomから1.1/4馬身差の2着。昨年は英1000ギニー(英G1・芝8f)では8番人気ながら、アトラクション Attractionの2着に好走。今年はプリンセスエリザベスS(英G3)で初重賞制覇を達成。今夏から米国に転戦し、ビヴァリーD.S、フラワーボウル招待S(ともに米G1)5着と苦戦。前走BCフィリー&メアターフ(米G1)は最下位14着と惨敗していた。通算成績12戦4勝(重賞2勝)。

 日本産馬の米国重賞制覇はアメリカンオークス(米G1)を制したシーザリオ(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)に続き4頭目。サンデーサイレンス産駒は米国重賞初勝利となった。

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