今週は「東京・京都・福島」3場での変則3日開催。やはり注目となるのは、日曜日・京都競馬場で行われる、秋のマイル王決定戦となるマイルチャンピオンシップ(GI・芝1600m)でしょう。

　ただこのレースは荒れ傾向。近3年は、1番人気馬がすべて馬券圏外に沈むという結果になっています。今年も海外からの1頭を含むマイル戦のスペシャリストが大集合。人気上位で堅く収まるのか、それとも今年も波乱となるのか。馬券的にもかなり楽しみなレースとなるはずです。

　それでは出走予定のメンバーを確認しておきましょう。

　まずは今年のGI安田記念を勝利、前走GII富士Sでも2着のジャンタルマンタル(牡4・栗東・高野厩舎)。鞍上は引き続き川田騎手。国内ではまだ馬券圏内を外したことのない安定感で1番人気になりそうです。

　対するは、昨年のマイルCS1着ソウルラッシュ(牡7・栗東・池江厩舎)。鞍上は今年のG1ドバイターフ1着だったときのC.デムーロ騎手での参戦。7歳とはいえ今年も衰えのない充実した成績を残している侮れない1頭です。

　次いでは、今回もルメール騎手で挑むアスコリピチェーノ(牝4・美浦・黒岩厩舎)。今年の国内レースは春のGIヴィクトリアマイル1着だけですが、牡馬との差はないといえるでしょう。この馬も国内ではまだ連対を外したことのない馬です。

　ほかにも、今年のGI安田記念2着＆前走GII富士S1着ガイアフォース(牡6・栗東・杉山晴厩舎)。前走GII毎日王冠1着レーベンスティール(牡5・美浦・田中博厩舎)。前走GIIアイルランドT1着ラヴァンダ(牝4・栗東・中村厩舎)。昨年GIマイルCS2着エルトンバローズ(牡5・栗東・杉山晴厩舎)。前走GIIスワンS1着オフトレイル(牡4・栗東・吉村厩舎)などなど、スピード自慢のマイル戦トップランカーたちが勢揃いしました。

　こんな難解メンバーでチェックしておきたいのがnetkeibaオリジナル『調子偏差値』。調子偏差値は出走馬の調子を偏差値化、ランキング順でも表示できる予想ツールです。簡単には拾えない一変する可能性の高い人気薄や、危険な人気馬も数字で察知。調子が上がっている馬は「急上昇」マークでピックアップしてくれる馬券作戦の心強い味方です！

　それでは11月21日(金)に出た『マイルCS』の調子偏差値速報をお届けしましましょう。

　現在、1番人気が予想されているジャンタルマンタルは、偏差値73での4位となりました。過去2戦は偏差値75からの好成績でしたが、今回はやや下げ。とはいえ問題があるレベルではないでしょう。

　次いでソウルラッシュは偏差値75での2位。昨年は偏差値72で1位からの勝利。今年は昨年より上の数字を叩き出しています。これも期待できそうです。

　さらに現在3番人気が予想されているアスコリピチェーノは偏差値74での3位。海外での値は出ていませんが、GIヴィクトリアマイル時は69からの勝利。これも数字としてはかなり良くなっています。

　気になるのは、人気上位の有力馬を押さえて偏差値1位になった意外な伏兵馬の存在です。おそらく中位人気になるだろうこの馬が伏兵候補になるのかも…。

　さて、あなたの本命馬はどんな偏差値なのか？ この機会に『調子偏差値』を参考にしてみてはいかがでしょう。

　なお日曜日・東京11R・霜月S(OP・ダート1400m)の調子偏差値は、無料でご覧いただけます。※レースによって「急上昇」に該当する馬がいない場合があります。該当馬の有無はご購入前にご確認ください。